ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
横浜出身のイラストレーター、左さんを徹底解剖して下さい。(にゃんさんのキニナル)
・左先生って、どんな人?
横浜出身のイラストレーター、左(ひだり)氏。
実は筆者は昔、出版社に務めていたころコンタクトを取ろうとしていたことがある。当時、優れたイラストレーターを探していたが、その基準が……。
見たことのない構図が描ける人。
光の性質を知っていて、奥行きを感じられる絵が描ける人。
見た瞬間に、その絵のなかのストーリー性が読み取れる絵が描ける人。
……この3つを持ったイラストレーターが左先生だった。
大人気のイラストレーター、左先生には日本どころか世界中に大勢のファンがいる(ボーカロイド“初音ミク”のジャケットイラストとか、左先生の印象が強い人もいるんじゃないかな……)。
主に“美少女イラスト”などで有名な左先生は、主な活躍の場として小説やゲーム、CDジャケットなどの表紙イラストを執筆。そしてゲームやアニメーションなどのキャラクターデザインを執筆することも。
・デビューのきっかけ、ペンネームの由来は?
まずはペンネームの由来、“左”について聞いてみよう。なぜ“左”なんでしょう?
「僕が“左利き”だということなんですが、いろいろと事情がありまして……」
いくつか理由があるそうで。
「まず自身が左利きだったこと」や、「本名と同じ名字の友人がいて周りから“1号・2号”と呼ばれたり、利き腕を指して“右・左”と言われたこと」だったり、「学生時代によく通っていたゲームセンターにあった“コミュニケーションノート”(ゲームの話題を書き込んだりイラストを描いたりする交流ノート)に絵を描いて、イラストにサインとして“左”と書き込んでいたから」……だそう。
デビューのきっかけは“同人”(既存の漫画やアニメなどをテーマに扱った“二次創作”作品などのこと)活動から。
描いた漫画やイラストをコミックマーケット、通称=“コミケ”で発表をしていたころ、雑誌編集者の目に留まり、商業イラストの仕事を始めたという。
「そのデビューのとき、名前をどうするか? ……で普段使っていたペンネームの“左”と名乗ってしまい、2回目、3回目も“左”と名乗るうち定着してしまったのが理由ですね」
・貴重な制作現場を大公開!
“好きなこと”を仕事にする。理想とも言えるが、実際はどうなんだろう?
「楽しいですよ、毎日。よくイラストレーター志望の方に言うんですけど、なるのは大変かも知れないけど、好きなことですから毎日楽しいことがありますよって。頑張りましょうって言ってます」
写真では分かりづらいが、室内の照明が極力落とされている。これは使用する液晶スクリーンに光が反射しないよう暗くしているとのこと。
1日の仕事時間を教えて下さい。
「ほぼ丸一日ですね(笑)。睡眠や食事、入浴などの時間以外は、ほぼ仕事してます」
!! 大丈夫なんですか?
「仕事が詰まっているとき以外は、毎日ジョギングしてますし、仕事中もちょくちょく休憩を取ってたりしますから」
好きこそものの……。創作意欲がどん欲なのだなと実感する。
左先生の創作はすべてPC上で行っている。
・描くうえで、もっとも気をつけていることとは?
「気になって友人に、“これはどうやって描いているんだ?”と質問したら、CGだと。当時、CGというとメタリックな感じがあったんですけど、えっ、こんな表現もできるんだ!……と驚きまして」
ここからコンピュータで絵を描くことに、どっぷりと浸かっていったという。
イラストは肌の部分に、ただ「肌色」を乗せれば終わり……にはならない。物とは違う「肌」というものを描くことは最も難しい作業の一つだ。イラストのなかで「生きてる」ものの肌を、私たちの持つ・知る肌を連想させて納得するものを描くのだ。
仕事場にお邪魔して目の前で、スクリーンのなかで、どんどん温もりのあるような人物ができてゆく光景が、すごく不思議に見える……。
・取材を終えて
絵には実体がない。そして人の身体には“線”も無ければ“面”もない。そんな人物を、線と面で描き切ってしまう。また絵のなかで空間や光や風を、匂いや漂う空気感まで感じさせて、見たことのないものを見て誰かにまたそれを見せてくれる。そんな彼ら、モノづくりを画家とか絵師とか、イラストレーターやクリエイターと呼ぶ。
世界中が注目する、横浜から現れた才能は最も勢いのあるイラストレーターで、これからもっと、必ず大きくなる方だと実感する。
ボカロのイラストとかでよく見かけてたけど・・・
この人だったんだ(´・ω・`)
構図とか塗りの雰囲気が結構好きな絵!!
これからの活躍に期待!
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